沖縄お勧めスポット 〜食べ物編〜
ここでは、今まで訪れた食べ物屋さんを、写真つきで紹介、そして独自の観点で評価していきたいと思います。
沖縄の食生活は、基本的にはかわらないのですが、時として本土の常識を覆すものがあります。
皆様の好奇心と、沖縄に対する興味を増進できれば幸いです。。詳しくお知りになりたい方は、お問合せくだされば、分かる範囲でお教えいたします。
31.讃岐うどん 要(かなめ)
どんなに沖縄が好きでも、楽しんでいても、やはり懐かしく思うものはあります。それも食べ物で、ふと「あ、あれ食べたいな…」と思うものはあるものです。しかも興味深いことに、それが『大好物』というものではなかったとしても、突然に食べたくなったりするものがあります。
私の場合、「うどん」がそうでした。別に大好きな食べ物というわけではありませんでしたが、沖縄に来てからずっと、「久しぶりに食べたくなる」ものとしてランク付けされておりました。
というのも、沖縄にはなかなか本格的なうどんを食べる場所がなかったからです。ちなみに、ラーメンも、本土ほどは乱立しておりません。やはり沖縄そばがあまりにも根強い文化なのでしょう。
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興味深い話を聞きました。沖縄では有名な、ある沖縄発のラーメン屋さんが、福岡で開催された「ラーメンコンテスト」に出店したところ、残念ながら最下位になってしまったそうです。もちろん、沖縄では「あそこのラーメンは美味しい」と言われているお店です。それでも九州地区という、少し広い地域に持っていくと、最下位になってしまうのです。それだけ、麺類の探求は、かなり沖縄そばに特化しているのですね。
それがつい最近、58号線沿い(沖縄の一番の幹線)、浦添市牧港に、本格的な讃岐うどんを食べさせる店ができました。その名も『要(かなめ)』。
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要(かなめ)は香川に多い名字らしいですね。東京に、香川出身の友達がいるのですが、彼曰く、「俺の家の近くに要潤(かなめ・じゅん)の実家の『ゴルフの打ちっぱなし』があるよ」と言っておりました。
「かけ」だ「ざる」だ「ぶっかけ」だ、懐かしい響きの名前…。
四国出身の友達曰く、「…うん、これは本場のうどんだ。麺が歯に負けていない」と、海原雄山ばりの料理評論をしておりました。
やはり、美味しいものは美味しいですね。沖縄で食べる讃岐うどんだって、美味しいものは美味しいです。店主の方も、香川出身の方だそうです。
観光でこられた方がわざわざ行くとも思いがたいですが、もし機会がありましたら、是非いかれてみてください!
余談ですが、今度「UDON」という映画をやる(詳しくはこちら)とか。この小西真奈美さん、ちょっとこのメガネに関してだけ言えば、…若干似合わない気がしましたが…?ファンの方に殺されますね、失礼しました。
讃岐うどん 要(かなめ)
沖縄県浦添市牧港1339
TEL:098-874-2080
32.ガーデン喫茶 ピンクボール
本部町にありますカフェをご紹介いたします。
ピンクボールというお店です。
ピンクボールとは、アフリカやマダガスカルに自生する植物です。熱帯に咲き、ぶら下がるような花弁をつけるそうです。
なるほど、店名の通り、
まるでジャングルの中にいるかのような錯覚がするガーデンっぷり!
ちょうど訪れた時間がタイミングよく、開店早々でした。私たちのほかには誰もいなかったので、入店すると「中になさいますか?外になさいますか?」と聞かれました。今回は、このガーデンっぷりをマンキツするべく、外にてお願いさせていただきました。
もう本当に、
森の中でお茶を飲んでいるみたいです(というかそうなのですが)!周りを見回すと木!木!木!そして
セミの声がBGMなのですから!
ふと下を見ますと、
野性のマングースも歩いてたりして。
今回は、「フーチバーシューシー(よもぎの雑炊のようなもの)」と「ウムクシプットゥルー(芋のでんぷんで作るお好み焼き)」を注文しました。
フーチバージューシーは、よもぎの香りがしますので、好みはあるかと思いますが、私は大好きです。体にもよさそうですしね。
ウムクシプットゥルーは、すごいモチモチとしていて、意外とおなかに溜まるんです。食感が楽しいお好み焼きです。
そして食後のコーヒー。ご覧ください、このオシャレなカップ。本当に素敵でした。
このピンクボールに来たいと思われた方、一つだけご注意を。営業日がなんと、土・日・祝日のみなんです。平日は営業しておりませんので是非ご留意ください!
そして、ガーデンっぷりの話に戻るのですが、あまりにも大自然していますので、テーブルにアリがたくさんでてきます。そしてこのアリがなかなかに人懐っこい。テクテクと腕に上ってきたりしますので、アリ嫌いの方はご注意を。
一緒に行った友人には全然アリがいかなかったのに、なぜか私のほうには腕やら首やらにアリさんたち、上ってくるんですよね。
もちろん
アリさんに上られるのは嫌ですが、
「なんで俺にばっかり来るんだよぅ」と、アリにでもいいからモテている自分が少し好きだったりします。
33.風庵
南部に
東風平町という町があります。そこにあります、
趣のあるたたずまい(何でも
築50年以上とか!)の沖縄そば屋さんが、「
風庵(ふうあん)」です。
大変こだわりの店で、沖縄そばのダシをなんと8時間じっくりとかけて抽出するとか。そして営業時間も、11時半〜売切れるまでという頑固一徹ぶり!
店内も、昔ながらの雰囲気を多分に残す、…というか昭和の空気をたっぷりと残す、本当に落ち着いた空間です。
一緒に行った友達が「…寝たいな」と口をそろえて言いました。
さて、先ほど思わせぶりに沖縄そばのこだわりについて述べさせていただきましたが、実は、私が行ったときはすでに…売り切れていました(だめじゃん)。残念です。
しょうがないので(失礼)、今回は、これまた有名な「パンプキンぜんざい」を頼みました。
これがまた上品と言うか、大人な味と言うか…。キメ細やかな氷の上に、程よく煮込んだ豆と、そしてパンプキンのペースト(?)が、エレガントな風合いを作り出しております。
さて、別のモノに着目してみます。お土産に是非よろしいかと、赤瓦コースターです。
親子三代にわたって赤瓦を作り続けている新垣さんの談話がありました。「友達とお酒を楽しんでいた時、何気なく瓦に氷を入れた器を置いたら、ぐんぐん水滴を吸い取るんですよ…。それを見て、これいいんじゃないの?商品になるぞというわけです」だそうです。
…では、本当に水滴を吸い取るか見てみましょう。
…すごい!
確かにぐんぐん水滴を吸い取ります!興味深いですね。本土の皆さん、こういうお土産も、喜ばれるのではないでしょうか。是非ご検討ください。