沖縄お勧めスポット 〜食べ物編〜
ここでは、今まで訪れた食べ物屋さんを、写真つきで紹介、そして独自の観点で評価していきたいと思います。
沖縄の食生活は、基本的にはかわらないのですが、時として本土の常識を覆すものがあります。
皆様の好奇心と、沖縄に対する興味を増進できれば幸いです。。詳しくお知りになりたい方は、お問合せくだされば、分かる範囲でお教えいたします。
11.レストラン国 〜『ぷち』さんのご推薦による〜
沖縄は、ステーキがダイナミックです。でかいわ安いわ。
…いや、「ステーキが」というよりは「タンパク質」が、という方が正しいかもしれません。大衆的なレストランでタンパク質系がずらりとワンプレートで提供されるスタイルは正にアメリカ文化流入の賜物。
さて、沖縄市は泡瀬にあります「レストラン国」も、これに違わず、ダイナミックなワンプレート料理を提供してくれます。
今回頼んだのは、あえてステーキを避けて「から揚げランチ」と「国ランチ」です。見てください、この堂々たるワンプレート上のタンパク質の饗宴そのもの。国ランチなど、ハンバーグあり、カツあり、エトセトラ。もう満足を通り越して満々足です。
ほかにメニューを見てみますと、イセエビとステーキのワンプレートものなどもあります。それなりの値段はするのですが。しかしイセエビとステーキって…。海の美味と陸の美味のハーモニーはかなりの勢いで、胃に低いブローをたたみ掛けるでしょうね。
あいにくとランチの時間が終わってしまっていたのですが、ランチタイムですと、かなり安くステーキが食べられます。24時間営業なのも、またすさまじいタフネスぶり!
食事を終えて精算しようと立ち上がりますと、座っていた席の仕切りの向こうでは、夜から働くのであろうスタッフたちが、みんなで集まって
食事&ゆんたくしていました。
※ぷちさん、情報提供ありがとうございました。
レストラン 国
沖縄県沖縄市泡瀬4−1−7
TEL:098-939-9351
12.沖縄そば 「ぐぅーし小」
友人に教えてもらいました。
「知る人ぞ知る」的な店なのですが、『
ぐぅーし小(ぐぅーしぐゎー)』。ほとんど那覇との境なのですが、
浦添にあります。住宅街の中にあり、
ひっそりと立っております。
店の概観は、
華やいでいるとは言いがたいのですが、
ひそかな人気で支持され、開店と同時に客が入ってきます。営業時間はそれこそ「
11時から麺がなくなるまで」というこだわりを感じる体制。
ウリは何といっても「
ソーキそば 700円」。見てください、このソーキのボリューム感!
スープもナミナミ入っていて、店員さんがソロリソロリと持ってくる時点で、期待大です。
だしは
豚ベースに、
鰹ダシも入っているそうです。麺も
一目見て分かる手打ち物。驚きなのが、調理担当の女性と、接客担当の女性は姉妹だとか。
「知る人ぞ知る」と言ってしまいましたが、実際ホームページで検索すると、けっこうヒットして、そして「通に愛されている」というような文句が出てきますので、やはり人気なんですね。
さて、この「ぐぅーし小(ぐぅーしぐゎー)」もそうなのですが、沖縄でたまに店舗の屋号についているこの『小(ぐゎー)』、どういう意味があるのでしょうか。どなたか知っていたら是非教えてください。
13.あやぐ食堂 〜『まさえ』さんのご推薦による〜
庶民の味方、
定食屋がたくさん存在する沖縄ですが、ここ首里にある『
あやぐ食堂』も、とても人気のある定食屋の一つです。
地元の人も、観光客も毎日たくさん訪れます。
実はつい先日まで改装のため休業していたのですが、
2006年の4月に、ぶじ改装も終了し、営業を再開しました。
私が訪れたのは
平日のまさにお昼でした。
店内は客、客、客でした。客層を見ても、
たくさんのサラリーマン、それに
近所のおじさん・おばさん、そして
観光客、と実に老若男女に愛されている定食屋であることがうかがい知れます。
非常に混み合っていたにもかかわらず、
客同士が自然と、「ここいいですか?」と、相席になっていくそのピースフルな空間は、本当に心温まる場所でした。
従業員の女の人たちも、
キビキビと働いていて、とても安心できる家庭的な店です。
メニューも非常にたくさんあります。
沖縄の料理がたくさん食べられます。そして
値段も安い!ほとんどが
500円前後ととても嬉しい。ここらへんもまた、多くの人に根強く支持されている一つの根拠です。
味も美味しくボリュームも満点、温かな沖縄の家庭料理が楽しめる店です。
初めて訪れても、どんなに人がたくさんいても、
何回でも行きたくなる安らげる定食屋でした。有名な理由が良くわかります。
※まさえさん、情報提供ありがとうございました。
14.高江州そば
浦添にあります。
通りから1本入った、裏道的な雰囲気のところにあります。しかも店構えも、言い方は悪いですが、「
少し落ち着いた(?)喫茶店」みたいな雰囲気ですので、
ややもすると見逃しがちです。
店内に入ると、
テーブル席と座敷の席があります。周りを見回すと、
家族連れ、仕事の途中で寄った人など、たくさんの人であふれ、みんなに愛されていることが良くわかります。
ゆし豆腐そばが有名です。ゆし豆腐とは、豆腐を固める前の、ふわふわとした、状態になっているものです。普通の豆腐とはちょっと違い、濃厚な甘味が味わえます。
そのゆし豆腐が存分に乗ったそばで、その大豆の香りと、そばのだし汁のにおいがあいまって、それはそれは食欲をそそる一品になっています。
そして肝心の味、これが本当に濃厚な甘さなんです!!
値段も500円前後ととても安く、大勢の人に愛されているのが分かります(このセリフ、何回も使いまわしていますね…)。
ちょっと場所が分かりにくいのですが、ナビで検索するなどして、是非いかれてください!地元の人に聞くと教えてくれるかも知れません。何せ有名なので!!
…あっ、でも駐車場が少し分かりにくいかも…。
15.軽食の店 ルビー
毎度のことで申し訳ないのですが、
今回も庶民の味方の定食屋をご紹介いたします。
私だって、本当は『豪華絢爛・美味なる琉球王朝宮廷料理』とかをご紹介したいのですが、なにぶんにも
懐との相談もございますので…。
さて、今回ご紹介するのは、那覇市の泊(とまり)にあります『
軽食 ルビー』というお店です。
深夜までやっており、勤め帰りのサラリーマンや職人さん、さらには学生さんもたくさん来る大衆食堂です。
このお店は「軽食」と銘打っておりますが、
全然軽食ではありません。
ボリュームがすごい。メニュー数が多い。そして値段が安い。
ステーキがあったかと思うと、
チャンプルーがあり、
うどんや
沖縄そば、そして
すきやきまである品数の多さ!
そして多くの男性に愛されている理由として、
ご飯がお代わり自由(アイスティーもお代わり自由)!! 一人で来るお客さんも、友達とワイワイ来るお客さんも、みんなでガツガツと食べています。
さて、今まで幾つかご紹介させていただいただけでもお分かりいただけるかと思いますが、
沖縄は本当に安価でボリュームの多い店がたくさんあります。そして遠慮がないまでの
メニューの多さ!!こうなりますと、
沖縄の外食産業が盛んな理由や、ひいては
肥満率が高い理由もうなずけてしまったりするかも…。
ご紹介したように、安い、量多い、のルビーですが、本当に家族連れでも気軽に入れる優しい雰囲気の店ですし、移転したばかりできれいな店ですので、是非一度はお立ち寄りください。
16.シーサイドドライブイン
はっきり言って、
穴場的な存在です。実際、私に教えてくれた友人も「
本当は教えたくないのだが」などと、何とも
「芸能人の隠れ家的スポット」みたいな空気を匂わせていました!!
恩納村の旧国道沿いにあります。なので、入る場所は少し分かりにくいのですが。
聞いたところによると、
本土復帰前から変わらぬスタイルで、
地元の人はもちろん、アメリカ人にも多数利用されるそうです。実際、私が行った時も、
観光客は一人もおらず、仕事中の地元民や、地元のバイカーたちがたくさんいました。
私は今回
テイクアウトのサンドイッチを友人と2種類注文したのですが、とても
ボリュームがあって、
かつ安い!
飲み物も、
一番小さいサイズを選んだのですが、大きくてビックリしました。そして何がビックリしたって、
アイスティーに入れるミルクが何か茶色いんですよね。でも、なんか
濃厚な感じがして美味しかったです。あれは一体何なのだろう…?
本当に
地元民しか行かないようなドライブインです。中では『普通の』料理も美味しく楽しめるそうなので、次回はそれをチャレンジしたいと思います!
17.前田食堂
北部へドライブする機会がありますか?例えば
美ら海水族館へ行く、
やんばるへ行く、
金剛石林山へ行く。
そんな時、
58号線を、
大宜味村という北部の村の海沿いを走っていると、少し分かりづらいのですが、有名な
前田食堂があります。その外観は、
懐かしいと言うか、気取らないと言うか何というか…。
要するに昔ながらの建物です。それもそのはず、
本土復帰前からあり、みんなに愛され続けている庶民の食堂なのです。
…
まず、皆さんに
お詫びしなければならないことがあります。
私、ここ
前田食堂を有名にした「牛肉そば600円」を食べ忘れてしまいました!その画像をご紹介できないことを本当に申し訳なく思っております(なぜならば、この前田食堂に行った日の夜、
会社のBBQ大会が計画されており、肉は食べないでおこうと思ったものですから…)。
ちなみにその「
牛肉そば」は、
シャキシャキのモヤシが正に山盛り、たっぷり乗っています。そして
胡椒の風味がピリッと効いた、炒めた牛肉が豚のダシのスープとあいまって、濃厚な風味を作っています。もう本当にボリュームたっぷりです!
私が今回食べたのは普通のそばでした。でも、ここのそばは、同じ沖縄そばでも、かなり
濃厚なスープでした。私の認識では、
沖縄そばは比較的あっさり味なのですが、この前田食堂のそばは
トンコツスープのような濃厚さを感じ、エネルギッシュな方から大うけ必至です。
少し分かりにくいところにあるのですが、北部まで足を伸ばされた際には、是非行かれてください!
18.うるくそば
那覇市の奥武山公園のそばにある有名な沖縄そば屋です。通りに面しており、とても広い店舗で横断幕なんかも下がっているので、
ややもすると観光客相手の「観光ナイズ」された店かと思いきや、地元の家族連れにも多数支持されている、かなり
ファミリーな雰囲気なお店です。
ここの店の売りは
ソーキそばです。見事に
柔らかく煮込んだソーキが大人気です。スープもわりと濃い色をしているのに、
意外とさっぱりしていました。
この店が他店との差別化を図っているのが、そばに付いてくる「
ふーちばー」と「
じゅーしー」です。
「ふーちばー」とはヨモギのことです。大変匂いが強いのですが、私は好きです。
この「ふーちばー」をそばに入れ、香りを楽しみながら食べることができます。
「じゅーしー」とは、炊き込みご飯だと思えばいいと思います(厳密には違うのですが)。ただ、アクセントは後ろに持っていってください。
「じゅーしー(↓)」というと、
ブロンド女性がほっぺに手を当てて、
「Oh!
Juicy!!」という絵になってしまいます。
あくまでも「じゅーしー(↑)」と言ってくださいね。
私は「てびちそば」を食べました(「てびち」とは豚足のことです)。プリプリしてて、コラーゲンの塊でしたよ。
19.沖縄そば 浜屋
沖縄は、何と言っても
綺麗な海が大きな魅力となっているので、いたるところに有名な
ダイビングのポイントがあります。
北谷から少し北へ車を走らせたところに、「
砂辺(すなべ)」というダイビングスポットがあります。
手軽に本格的なダイビングが楽しめるとあって、人気のポイントです。魚もいろいろな種類がたくさんいるとか。
そんな
ダイバーたちの、そして
地元民の、さらには
基地の外国人にも愛されている沖縄そば屋が、ここ
創業25年の「浜屋」です。
店内には、
日本語のメニューの隣に、英語のメニューが並んでおり、訪れる外国人の多さを物語っています。
今回食べたのは、
沖縄そばと、
ゆし豆腐そばでした。
沖縄そばは、
さっぱりとしていながらも、ダシはしっかりと取れているスープでした。そして
ソーキは、軟骨ソーキで歯ごたえも楽しめる一品でした。
ゆし豆腐そばは、
豆腐のほのかな甘みと、
スープの旨みが見事にマッチングして、大変美味でした。そしてなぜか
ご飯がついてきました。あの正しい食べ方はどうすればいいんだろう…?
食後は、のんびりと堤防を歩いて、
砂辺の海を眺められてもいいかと思います。
>20.KING TACOS長田店
沖縄で
キンタコと言えば、かなり
有名なタコス屋さんです。
キンタコとは「KING TACOS」の略です。ややもすると、「金武町のタコス」を略して『キンタコ』と思われがちですが(そうかぁ?)。
確かに
金武町が本店なのですが、調べてみると、何と
沖縄中に全部で7店舗あるとか。
今回行ったのは、学生が多い
宜野湾市の長田にある店舗です。どこでもそうなのですが、
すごいボリューム。でも、本当に美味しいと思います。
こんなにシンプルなのにとても美味しい。きっと
チーズのおかげかな。
一緒に行った友達も、
その量の多さにビックリしていました。そして、「
…これは無理だ。無理だ」を連呼していました。
何が『無理』なのでしょうか。
確かに多いとはいえ、十分に食べきれる量だと思うのですが。
しかし、完食間近になってきたころ、友達の言っていた
『無理』の謎が解けました。店員さんが「
5番でお待ちの方!チキンバラバラできました!」と私たちを呼んだのです。そして友達が席を立ちカウンターに向かい、戻ってきたその手には、
この量のチキン!!そしてテーブルに置くなり一言。
「無理!」
注文段階の予想時よりも、タコライスも、チキンも
想定外の大きさだったようです。
死ぬ気で食べました。美味しかったですよ。ちょっと大味な気もしましたが…。
駐車場が分かりにくいのですが、330号沿いにありますので、すぐに分かるかと思います。そのボリュームに圧倒されたい方は、是非いかれてください。