沖縄お勧めスポット 〜食べ物編〜
ここでは、今まで訪れた食べ物屋さんを、写真つきで紹介、そして独自の観点で評価していきたいと思います。
沖縄の食生活は、基本的にはかわらないのですが、時として本土の常識を覆すものがあります。
皆様の好奇心と、沖縄に対する興味を増進できれば幸いです。。詳しくお知りになりたい方は、お問合せくだされば、分かる範囲でお教えいたします。
21.花人逢 〜『nao-chi』さん・『まさえ』さんのご推薦による〜
本部って、けっこう見所というか、お勧めしたいスポットがあるんですよ。美ら海水族館や、今帰仁城はもちろんのこと、カフェもとてもいい雰囲気のところがあります。
今回訪れたのは、美ら海水族館から車で10分ほどの小高い丘にあるカフェ、「花人逢」です。
まず、場所が分かりづらかった!!というよりも個人的に下調べをろくにせず、かつカーナビの指示を無視した私が悪いのですが、すさまじい田舎の小道をエンエンと登って行き、見つけたときは「あった!」と喜んだものです。
店内、丘を向いた縁側、そして庭のテントと、3つのロケーションから、席を選ぶことができます。それぞれに非常に味があって、とてものどかな雰囲気を楽しむことができます。
今回は縁側の一番端に案内されました。
メニューがでてきたのですが、何と扇子に書かれていて、ババッと広げられてテーブルに出されます(すいません、画像を撮り忘れました)。
アセロラがお勧めと聞いていたので、今回はアセロラジュースとマンゴージュース、そしてピザ(小)を頼みました。
どれも手作りの味がして、本当に美味しい!アセロラも、変な添加物を混ぜていない、みずみずしさが広がり、とても爽やかでした。ピザも生地はふんわり、かつサクサクで美味しかったです。
店内は観光客、家族連れの地元客で賑わい、みんな丘が見渡せるテラスで写真を撮って帰っていきました。
はっきり言って昼寝がしたくなりました。何て優雅なひと時を過ごせるのでしょう。これこそが贅沢、なのでしょうね。
※nao-chiさん、まさえさん、情報提供ありがとうございました。
22.Asian Cafe Chai Dee
那覇市の田原(タバルと読みます)に、
異国情緒あふれるカフェがあります。アジア各国より衣類・雑貨・家具等を直輸入販売している
ラマヤナがプロデュースしているカフェがここ「
CHAI
DEE」。
店内に入ると、
もうそこは異国。異国。異国。アジアンテイストあふれる雰囲気が迎えてくれます。
エスニックな調度品、照明が、現実から逃避させてくれます。
メインはカレーなんだろうと思います。
グリーンカレーや
レッドカレー、さらには
ナシゴレンなど、本格的な
エスニック料理が楽しめます。もっとも、「本格的」とはいいますが、
辛味はそんなにムキになっておらず、日本人の口でも十分に楽しめる範囲に押さえられております。
そして
手作りスウィーツも充実しております。ケーキなどもサンプルが運ばれ、上品な味わいのデザートが種々取り揃えられています。
もともと
異国情緒あふれる沖縄で、さらに異国の雰囲気を味わうことができるその状態は、さながら「
異国情緒の二乗」といったところでしょうか。
23.朝日レストラン 〜『nao-chi』さんのご推薦による〜
名護にありますとても
有名な鉄板焼きステーキの店、それが「
朝日レストラン」です。
名護パイナップルパークのそばにありますので、立ち寄りやすい場所にあるといえるかもしれません。
毎年
プロ野球キャンプの時期には選手が訪れるそうです。評判を聞きつけてか、
壁にはびっしりと有名人のサインが飾られていました。
目の前で調理してくれるのですが、驚いたのは肉。なんと
肉を焼く前に、生の肉が提供され、「どうぞ味見してください」と出されるのです。
ニンニクの入ったソースで味見するのですが、
臭みがなく、本当に美味しい!
そして当然、
その肉を使ってステーキを焼いてくれます。
本当に
柔らかく美味しかったです。
店内は、
観光客のカップルもいれば、なんの団体かは分からない
男ばかりの集団、かと思えば、
女の人が本を読みながら一人で食べに来てもおり、
どんなスタイルでも自由に楽しめる気軽さがウリなのが伝わってきました。
みなさんも、
名護にお越しの際には、是非いかれてください!
※nao-chiさん、情報提供ありがとうございました。
24.元祖海ぶどう
皆さんは
海ぶどう、ご存知でしょうか。
沖縄や、その他熱帯・亜熱帯地方に自生する 「海藻」で
別名グリーンキャビアと呼ばれているそうです。
ミネラルが豊富で、沖縄の中でも限られた場所でしか採ることができないと言われています。
その海ぶどうを、どんぶりにして食べることをはじめた、正に店名の通り「元祖」なのが、ここ「元祖海ぶどう」です。
58号線を那覇から北部へ向けて車で走ると、
恩納村に入ったところにあります。人気のため、
最近2号店ができました。今回はこの2号店に行ってきました。
メニューが豊富で沖縄料理が充実しており、別に海ぶどうが食べたいわけではなくても、ここに来れば何かしら楽しめます。かくいう私も以前、ここで初めてヤギ料理を食べました。
一番のウリはもちろん海ぶどう。ご覧下さい。
一ページ丸まる海ぶどうにまつわる料理が掲載されています。
でも、せっかくなのだから、海ぶどう丼を食べましょう。見てください。この贅沢などんぶりを!!
絶妙にコントロールされた酢飯の上に、
たっぷりの海ぶどう、そしてウニ、イクラ、トロロ芋が乗り、それに特製のドレッシングをかけて食べます。
食感もまたプチプチと楽しめ、本当に美味しい。
正に海の幸万歳です。
皆さんも、北部へ向かう最中、何を食べるか迷ったら、是非お寄りください!
25.やぶさち
沖縄はついに梅雨が明け、
輝く夏が始まりました。
連日晴天で30度を超え、
空も海も青くキラキラしています。そう、
ドライブ日和の季節がやってきたのです!
沖縄は
素敵なドライブコースがたくさんあるのですが、
南部のドライブコースも非常にお勧めです。
ニライカナイ橋、
斎場御獄、喜屋武岬など本当に見所がたくさんあります。
さて、ドライブを楽しまれたら、
是非カフェに寄って優雅にお食事をお楽しみ下さい。
今回紹介するのは、南部にあります
海の眺望が素晴らしいカフェ「やぶさち」です。場所は
那覇から約30分、南部に向けて車で行ったところにあります。百名団地のそばです。
駐車場に車を止めた時に思った感想は、「
…レンタカーが少ないなぁ」ということです。つまり、
地元の人が本当に多いのです。『
浜辺の茶屋』や『
くるくま』は観光客も多いのですが、ここやぶさちは、ほとんどが地元の人だったような気がします。
店内に入ると、
窓側が大きなガラス張りになっているのですが、その向こうに、
青い青い青い青い海と空が一望できます!素晴らしいです!
店の作りも
とてもお洒落で、
インテリアはもちろん、
店員さんのユニフォームも素敵でした。置いてある雑誌や本を見る限り、
多分オーナーさんがすごくお洒落な方なんだろうな…。
今回は
ランチセットを頼みました。
しょうゆ風味のカルボナーラ(パスタセット)と、
オムライスを注文しました。
セットを頼みますと、
セルフサービスなのですが、ドリンクとサラダを自由にお替りすることが出来ます。食後のデザートに
ケーキも+200円でつけることが出来ました。
さて、余談なのですが、この「
やぶさち」という店名の由来は、実はこのお店のす
ぐそばにある御獄、薮薩(やぶさつ)御獄から取っているそうです。「それは是非行ってみなければ」と思い、店員さんに「薮薩(やぶさつ)御獄はどうやって行けばいいのですか?」と尋ね、教えてもらいました。
お店の
第二駐車場の端っこから森に入るような道が伸びていました。そこに「
薮薩(やぶさつ)御獄はこちら」のようなナビがついており、そこに誘導されて歩くことわずか3分。
…ありました。
…これ、ですよね…?「
沖縄七大御獄」と聞いていた上に、
斎場御獄のインパクトがあまりにも強かったので、
少しこの慎ましいご様子に、びっくりしましたが。
南部にいかれることがありましたら、是非この素晴らしい青さを堪能できるドライブをお楽しみくださいね!
26.さーたーあんだぎーの店 安室〜『まさえ』さんのご推薦による〜
言い慣れたので何も感じなくなっていましたが、
すごい単語ですよね「サーターアンダギー」。なんか
サンタクロースさんが黒板を『ギーッ』ってひっかいてる感じがします。…私だけですね。
一応、本土の方のためにサーターアンダギーがどういうものかの説明をさせていただきますと、
沖縄の伝統的、かつ庶民的なお菓子のことです。
小麦粉・砂糖・卵を混ぜて揚げた、丸いドーナツだと思っていただければよろしいかと思います。もちろん家で簡単に作ることが出来ます。
さて、今回行きましたのは、この
サーターアンダギーで有名な、
首里は久場川にあります「
さーたあんだぎーの店 安室」です。
閑静な住宅街の中に突如として現れる店舗。
入ると、
おばちゃんが一生懸命働いておりました。
味は、
3種類から選べました。
白糖・黒糖・そして紫のなにがしか(すいません、忘れました)。悩んでいるとおばちゃんが
試食用に切り分けてくれました。
今回は
プレーンな白糖をセレクトしました。
10個入りで380円!安い!ちなみに
黒糖は430円。
紫のものは480円だったと思います。
実はこの安室、本業は(?)養鶏場経営なのです。つまり、卵が自家製なのです。ご覧下さい、このパッケージに映っている卵を!プリプリ!健康すぎ!!事実、私がサーターアンダギーを試食している時、別の女性が店に入ってきて、卵を買っていきました。そう、安室は卵販売もやっております。
卵が美味しければサーターアンダギーも美味しいですよね。しっとりとして美味しかったです。
沖縄ではサーターアンダギー、なんとお祝い事にも使われるのだそうです。先日、結納を済ませた会社の女性とその話をしていたのですが、何でも結納の時に親族に配るとか?
※まさえさん、情報提供ありがとうございました。
27.喫茶 朴念仁
沖縄市は山内というところにある、
朴念仁というカフェをご紹介いたします。
朴念仁は、
手作りのケーキとパイ、煎り立ての自家焙煎コーヒーがウリの、
アンティークな室感がただよう、
大変落ち着いた時が過ごせるお店です。
私が行った時には、店内に
オールディーズが流れ、大変
センスの良い調度品と、
手作り感のあふれる温かみのある雰囲気が満ち満ちていました。
もちろん
自家焙煎のコーヒーを楽しむことが出来ますが、
お食事も、お手頃な価格で味わうことが出来ます。
今回は友人と二人で、「
チキンドリア」のセットと、「
和風きのこうどん」のセットを頼みました。
本当に美味しかったです!!いずれも
飲み物やサラダがついたりして800円でした。
また、
全て手作りのケーキもお勧めです!カウンタに並べられ、ついつい注文したくなってしまいます。
食後にスコーンをいただきました。
手作りでバターの香りにあふれ、食感も楽しめました。
温めてだしていただけました。
住宅街の中にあるのですが、
席数も多くはないので
大変落ちついた時をすごすことが出来、本当に安らげる喫茶店です!皆さんも是非行かれてください。
28.波布食堂
まずは何も言わずに見てくださいこの量…。
私の心は、
遥かかなた雪をまとったチョモランマに思いをはせます…。
写真の料理は、「
肉そば(600円)」です。
このややもすると感情的にすら思える料理を提供しているのは、那覇港内にある定食屋、「波布食堂(はぶしょくどう)」です。
港の中にありますので、もともとはおそらく海の男を対象とした食堂なのだと思います。だからこそ、の量なのでしょうね。
でも決して
荒くれた雰囲気は少しもなく、家族連れ、カップルで食べにきている人たちもたくさんいました。実際、私の隣に座ったグループも、小さい女の子を連れた家族でしたよ。
話は戻りますが…にしてもこの量。
私の心は、遥かかなた雪をまとったチョモランマに思いをはせます…。
「肉そば」ですから、あくまでも一次的なポジションなのは『そば』なのですが、はっきり言ってこの料理が『そば』であることを忘れていました。と言うのも、『そば』にたどり着く前に私の胃は「…もうOKよ」の笑顔を見せ始めていたからです。
ようやく上部の肉野菜炒めを食べ終わり(これがまた美味しい)、そばに巡りあった時には、「あ、お前いたの…?」みたいな。例えるなら、街で好きな子にバッタリ会ってときめいたら、その横にどうでもいい友達もいたみたいな(いやごめんなさい、『そば』もとても美味しいので、この例えは当てはまりませんね)。
この波布食堂、那覇の中心地からすぐのところにありますので、皆さんも是非行かれてみてくださいね。
…にしてもこの量。
私の心は、遥かかなた雪をまとったチョモランマに思いをはせます…。
29.千日
まずは何も言わずに見てくださいこの量…。(第2弾)
私の心は、
遥かかなた雪をまとったチョモランマに思いをはせます…。
那覇市は久米にあります『千日』のぜんざいです。
別のところで触れましたが、沖縄での「ぜんざい」は、事実上カキ氷だと思っていただければ間違いはありません。
今回は夜の7時ごろ行ったのですが、客は誰もおらず、貸しきり状態でした。もちろんもっと早い時間ですと、たくさんのお客さんでにぎわっております。
「ミルク金時(400円)」を食べました。
とても繊細な氷をしているんです。細かい粒というよりは繊維という感じ。そして氷自体が甘いミルク風味で優しい感じです。さらに、一番底にある甘い豆は、なんと5〜6時間かけて煮込むのだとか。
千日はぜんざいが確かに有名ですが、沖縄そばや、さらには今川焼きなども販売しており、色々な目当てのお客さんに慕われております。
是非みなさんも行かれてみてください。
…にしてもこの量。
私の心は、
遥かかなた雪をまとったチョモランマに思いをはせます…。
30.みはま食堂
今回は北谷にあります
「みはま食堂」をご紹介します。
アメリカン・ヴィレッジから車で5分足らずのところにあります。
ボリュームたっぷりで、かつ安いので、サラリーマンや家族連れに大人気です。12時のちょうどお昼時に到着しますと、
とても混んでおりましたが、
お店のお姉さんに「あと2,3分で空きますから」と言われ、メニューを見て時間をつぶしておりました。
無事に入店を果たし、今回は「やさいそば」と、「レバニラ定食」を注文しました。奥の調理場では、何人ものおばちゃんが、威勢よく、活気に満ちて働いております。
料理が運ばれてくる前に、後ろの席のお兄ちゃんたちに運ばれてきた料理を見てビックリ!!どうやらナニガシかのセットメニューを頼んだらしいのですが、すさまじい量。揚げ物に、ご飯に、そばもついております。食べきれるのでしょうか。そして自分たちに運ばれてくる量は…不安(?)が募ります。
そして運ばれてきた料理、やはりその量にビックリしました。何がビックリしたって、見てくださいこの野菜そば。サンプルより量が多いではありませんか!
普通は購買意欲を高めるために、多少脚色してでもサンプルを豪華にするものですが、サンプルよりも実際の方が豪華だなんて!
果たしてこれも「良心的」というのでしょうか。
味は、見た目よりもあっさりしていて美味しかったですよ。ただ、そのあまりの量に圧倒されて、
食べきるために「ウォー!」と、半ば戦場と化したことは言うまでもありませんが。
面白かったのは、私たちが入店した後、次から次へと順番待ちをしている人たち全員に、先ほどのお姉さんが「あと2,3分で空きますから」と言っていたことです。今食事中の一体誰に『この人、そろそろ食べ終わるだろう』の照準を合わせて「あと2,3分で空きますから」の案内をしていたのでしょうか…。
北谷に遊びに行く機会がありましたら、是非お寄りください!