沖縄お勧めスポット 〜観光地編〜
ここでは、今まで訪れた沖縄の観光スポットを、写真つきで紹介、そして独自の観点で評価していきたいと思います。
ベタベタな観光地もあれば、2泊3日で滞在する観光客は全く相手にしないであろう『地元的』スポットもあります。参考にされてください。詳しくお知りになりたい方は、お問合せくだされば、分かる範囲でお教えいたします。
31.伊豆見パイン園
本部にあります、伊豆見パイン園に行ってまいりました。今回は、パインではなく(伊豆見パイン園さん、すみません…)、敢えてハブに着目させていただきました。
もちろんここは、パインが売りで、新鮮で甘いパインを栽培、販売しているのですが、前から気になっていたのは、むしろ「ハブVSマングースショー」でした。もう『VS』の文字を見ただけで血沸き肉踊る♪
ご覧ください、このイラスト。マングース君の右ストレートを喰らったハブ君。もう目がクランクラン。そして「ハブ館入口」って、不気味な『いざない』の看板。
中に入ると、このような「ハブ処刑室」の異様な特設ステージ。
特設ステージの足元には、何とも心許なさ過ぎる、毒獣入りポリバケツ。(体言止めばかりの文章ですみません)。何もかもが私の期待をあおりにあおってくれています。
そして出てきましたるはハブ博士。沖縄におけるハブのポジション等を、大変興味深く提供してくれます。しばしばオーディエンスに話題を振り、少しも飽きさせないトーク展開。
もう見てください、この蛇たち。ほんっとに気持ち悪いですよね。でも、不思議なもので気持ち悪いもの見たさで、みんな凝視しっぱなしです。
ハブの首根っこをつかんで、滴る毒を見たときなんて、もう大感激。
ところが、私の期待に反したことがありました。何でも、もうハブとマングースを人為的に闘わせるのは、動物愛語法に抵触するらしく(実は知っていましたが、あわよくばコッソリやってくれるかななんて期待してまして…)、今やプロジェクターで、ドキュメンタリー番組のショート・プログラムを上映するだけでした…。残念。
最後に、歴戦の勇者、マングースのマチコちゃんを紹介されて、このショーは終わりました。本当に…こういうの、好きなんですよね、私。
一つ、皆様にいいことをお教えいたします。
蛇の夢を見たら、それはいいことが起こる兆候だそうですよ。ただしご注意を。夢を見てから三日は、「蛇の夢を見た」ことを誰にも言っては駄目だそうです。
32.ヤンバルクイナ展望台
沖縄本島の最北端を、
辺戸岬(へどみさき)と呼びます。辺戸岬には、
金剛石林山や
茅打バンタなどの見所があります。
ここの近海は、太平洋と東シナ海の合わさるポイントで、非常に波が高く、岸壁に打ち寄せる波しぶきが、パラパラと顔を打つことがあるくらいです。沖縄でも、日本海のようにこんなに荒々しい海があることに、ビックリしました。
かつてこの岬では、本土復帰を願う沖縄県民が集まって、「かがり火集会」なるものが行われ、のろしが上げられたそうです。
さて、辺戸岬までもし足を運ばれることがありましたら、是非行ってみることをお勧めしたいスポットがあります。 辺戸岬から車で5分ほど走らせたところにあります「ヤンバルクイナ展望台」です。
国指定の天然記念物、
飛べない鳥の「ヤンバルクイナ」の形をした展望台があります。
高さは11.5mあるそうです。
…でかいです。しかもけっこう作りもディテールにこだわったレリーフ(?)。…一体何のためにこんなものを作ったのでしょうか。
ヤンバルクイナの胸にポッカリと開いた窓から、遠く海を眺めることができます。
右手は太平洋が、左手は東シナ海を一望できる素晴らしい眺め。
そしてなんと、晴れた日は28キロ離れた与論島を望むこともできるそうです(私は見れませんでした)。
もし辺戸岬まで行かれることがありましたら、是非是非このヤンバルクイナちゃんに会いに来てください。
一点ご留意いただきたいのですが、沖縄は確かに狭い島です(面積は、全離島を含めても都道府県別で下から4位)。しかし、那覇からいかれる場合は、最北端の辺戸岬、けっこう遠いです。最南端の喜屋武岬〜最北端の辺戸岬まで106キロと言われていますので、那覇からですと85キロくらいでしょうか。しかも、高速道路は途中の名護・許田インターで終わってしまいます。そこから1時間強はかかりますので、那覇からですとトータル2〜3時間は見てください。「帰りの飛行機まで、ちょっくら辺戸岬行ってみっか!」なんて、危険極まりない思想です。
33.轟の滝
ややもすると沖縄と言いますと、
キレイな海ばかりが強調されてしまいますが、
淡水の作り出す美も、確かに存在しております。
今回は、
名護の許田ICを出てすぐにあります
轟の滝をご紹介いたします。
最近は開発や、上流での取水が原因となって、水量は大幅に減少したと言われています(実際、別の友達が行った時には、「一滴も流れていなかった」そうです)。
しかし、火成岩の狭間から流れ出る涼しげな水流は、見る者を雅やかな気分にしてくれること間違い無しです。
昔、この滝を題材に、多くの和歌が詠まれたそうです。
「源は 天の河原に 続くらん 雲より落つる 轟の滝(読み人知らず)」。いやぁいいですねぇ、読み人知らずっていう響き。
少し岩の足場を登っていくと、滝つぼの近くまで近づくことができます。足場にはくれぐれもご注意を!
34.奥武島
南部に
奥武島(おうじま)という小さな離島があります。もっとも、離島と言っても、短い橋を渡ればすぐにたどり着けますし、
島自体も、車で一周5分くらいの、とても小さな島です。
※興味深いことに、奥武島は、今回ご紹介するもの以外でも、沖縄に幾つか存在します。
本部半島にもありますし、久米島にもあるらしいです。小さい島のことを奥武島というのでしょうか…。
今回、この奥武島でご紹介したいのが、海産物グルメです。
まず、橋を渡ってすぐに見つけることのできるこの「天ぷらやさん」。沖縄の天ぷらは、本土のそれと明らかに異なっております(別の機会に触れられたらと思います)。どちらかというと、スナック感覚で食べるような気がします。
とても地元民に人気の店ですので、いつも行列ができています。
今回はここで、「魚」「野菜」「いか」「もずく」の天ぷらを2個ずつ買いました。400円弱だったと思います。安いっ!
そしてそこから少し移動し、今度は刺身を売っている店へと入ります。中は、色々な魚が所狭しと冷蔵ショーケースに並べられています。ついさっき獲れたであろう新鮮な魚が、まさに今、そこでさばかれ、刺身にされていきます。
この店のすごいところは、サービス(おまけ)の量です。
今回、写真のような刺身盛り合わせを買ったのですが(1000円分)、「おまけ」ということで、別のパックに、サザエのぶつ切りの刺身をたくさんくれました。
事実上2倍に膨れ上がりました!
さて、みなさんももしこれらの海産物をお買いになりましたら、是非島内の海が見えるところで、お召し上がりになってください。私も今回、海岸で海を眺めながら友人たちと食べました。
海を見ながら食べる新鮮な魚介類の素晴らしさは、ここでコメントする必要もないでしょう。