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沖縄データ 〜数字や順位で知る沖縄の情報〜

 ここでは、沖縄県を、本土の他の都道府県と比較した、興味深いデータを掲載いたします。当たり障りのない内容もあれば、いい意味でも悪い意味でも県民性がでているデータもありますので、移住を考えている方は参考にされてください。
3ページ目
〜1ページ目〜
1.体格
2.女性に優しい
3.人口
4.一人当たりの県民所得
5.忍耐力のなさ
6.教育事情
7.暮らしに対する満足度
8.DV(ドメスティック・バイオレンス)
9.自殺率
10.旅行・行楽状況
〜2ページ目〜
11.ボーリング場
12.空気がキレイ♪
13.アイスクリーム
14.住環境
15.交通事故
16.酒について
17.飲酒少年
18.若年層の未婚率
19.身体能力
20.預貯金残高
〜3ページ目〜
21.エスカレーター
22.沖縄とアメリカ文化
23.子供の多さ
24.飲酒運転事故
25.DVに対する意識
26.10代妊婦の喫煙
27.沖縄の名字
28.アガッ!!
29.神隠し
30.タクシーの乗車率
〜4ページ目〜
31.管理職の女性登用率
32.刑法犯の少年比率
33.やっぱり長寿県!
34.魅力のある市
35.郷土料理を知っていますか?
36.沖縄の冬って、実際寒いの?(by トシ)
37. 沖縄の旧正月(by トシ)
38.沖縄と移民の歴史
39.方言の地方ルール 否 家庭ルール
40.ペットに対する責任
〜5ページ目〜
41.日本中に見た沖縄の名字
42.沖縄県民の平均所得
43.沖縄県民の学力
44.アカマタ・クロマタ
45.沖縄と美肌
46.「沖縄」県名の由来
47.沖縄の少年少女の体力
48.沖縄の観光収入 〜その1〜
49.沖縄の物価
50.沖縄に人気のある政党
〜6ページ目〜
51.沖縄の人口増加率
52.沖縄の失業率(2015年12月末現在)
53.県民の一人当たりのGDP
54.一人当たりの「占い」検索結果数
55.一人当たりの「占い」検索結果数その2
56.一人当たりの「占い」検索結果数その3
57.琉球の五偉人〜羽地朝秀〜
58.琉球の五偉人〜儀間真常〜
59.琉球の五偉人〜宜湾朝保〜
60.琉球の五偉人〜蔡温〜
61.琉球の五偉人〜程順則〜
62.2016年度最低賃金
63.NHK受信料の徴収率

21.エスカレーター
 私個人は実際に行ったことはありませんが、大阪ではエスカレーターは左側を歩行用に空けておくそうですね。私の住んでいた東京では右側を空けています。地下鉄大江戸線とか、南北線とか、それはそれは長いエスカレーターがあり、『歩行レーン』を歩いてスピードアップを図ったものです。

  そのように、東西でエスカレーターの空ける側に「異なる暗黙のルール」があるのも興味深い話ですが、ある人が『その境はどこか』という実地取材をホームページ上で敢行しているのを見たことがあります(結果は忘れましたが…)。

 では!
 この離れた島、沖縄ではどのような暗黙のマナーがあると思われますか?一応西日本なので左側?それとも東京スタンダードを取り入れて右側?

 答えは沖縄の人に聞いてみましょう。
「…え?エスカレーター?右も左も別に空けないよ。なんで?」

 まあそう答えるかどうかは知りませんが、沖縄では、エスカレーター、別にどちら側も空けていません。複数人で乗った場合は仲良くエスカレーターに並び、しっかりと流れを封じ込めております。
「沖縄の人は急がないから。」
 私はいまだに東京の癖が治らず、複数人でエスカレーターに乗っても右側を自然と空けてしまうものです。

 さて、それでは沖縄の人がこのスタンダードを『分かっていない』のか、というと、実はこの「エスカレーターの片側を空けるか否か」というテーマに関しては、このようなデータがあります。

「急いでいる人が歩けるように、2人並んで利用できるエスカレーターの片側を空ける“習慣”について、75%の人は『やめた方がいい』と否定的だった。安全のため、エスカレーターの管理者が『歩かないように』と呼びかけるべきだという意見が過半数を占めた。」

 なんと、4人のうち3人はこの片側を空ける習慣を否定的に見ていたのです!あんなにみんな空けているのに…。
 理由は、「危ないから」が大半を占めているそうです。そのほかにも、「エスカレーターの上を走っても、目的地に着く時間は何秒も変わらないのでは」、「歩く人が少ない時も片側を空けているため、無駄だ。乗る時に順番待ちで長蛇の列ができる時もある」といったなるほど的な意見もあるそうです。

 そうすると沖縄の人は、いち早く次世代のグローバルスタンダードを取り入れているのかもしれませんね。

 ただ、私が個人的にこの歩行レーンを好きなのは、エスカレーターの速度に自分の歩行速度がプラスされ、なんだかとても早い速度で動いているあの感覚が好きだからなんですよね。新宿駅西口地下の都庁に向かう「動く歩道」も、いつもビュンビュン歩いて、『歩いているだけなのにすごく速い』あの感覚を楽しんでいたものです。


22.沖縄とアメリカ文化
 先日6月23日慰霊の日として、沖縄では大変重要な意味を持つ日付です。どういう日なのかというと、みなさんご存知のとおり、沖縄戦が終了した(とされている)日なのです。

 余談ですが、何をもって終了と見なしているかと言いますと、戦争当時沖縄戦を指揮していた沖縄守備軍の最高司令官、牛島満中将が自決したことにより、日本軍は事実上解散をし、それゆえ終了となったことにしているそうです。
 あくまでも個人的な意見ですが、私はこの日が終結の日とは思っていません。なぜならばその後も延々と掃討が行われ、本当に悲惨な被害者はまだまだいらっしゃったのですから。そしてそういう意味では、21世紀をとうに迎えた今ですら、基地問題感情のわだかまりを指摘して、「本当の意味で終わったとはいえない」とおっしゃる方もいらっしゃり、人によって意見は様々です。
 
 さて、少し話がそれましたが、米軍に占領され、沖縄県はアメリカ領だった時代がありました。1945年から1972年までのおよそ27年間です。
 
 27年もアメリカ領だったのですから、当然その期間にアメリカ文化も多く流入しました。そしてその名残は、沖縄の人の消費行動に今なお影響を及ぼしているのです!

 沖縄では、以下のものの消費量がなんと全国で一番と統計は述べています。
・粉ミルク
・食パン
・ベーコン
・缶詰

さらには次のものも、統計では全国一番だそうです。
・クリーニング利用率
・鉄筋作りの建物の率

 これをアメリカ文化の名残であると分析する専門家は少なくありません。…というよりも、間違いなくそうでしょう。

 そういった意味では、世界から情報や文化が集まる東京なども、しょせん付け焼刃的な国際化であり、まさに生活に根ざしたレベルで真の国際化(アメリカ化?)を地でいっているのは、ほかでもない沖縄であると言えるのかもしれません。沖縄の人はそれらの消費行動を、別に意識してやっているのではないのですから!


23.子供の多さ
 沖縄は、出生率が全国で1番です。


 さて、出生率が多いということは、単純に「人口に占める子供の割合」が必然的に高くなることを示唆しています。

 最近のある経済誌に、次のようなデータが記録されておりました。
 「子供の多い市」というランキングで、「総人口に占める子供の割合」が高い上位5つの区市町村が、書かれていました。全国にいくつの区市町村があるのでしょうか。そこまで詳しくは読みませんでしたが(たぶん相当数ありますよね)、いずれにせよ日本中の区市町村でその割合を競った結果…、

1.糸満市(沖縄県) 22.1%
2.豊見城市(沖縄県) 21.7%
3.沖縄市(沖縄県) 21.5%
4.石垣市(沖縄県) 21.3%
5.浦添市(沖縄県) 21.3%

・・・。

 全部沖縄県が占めてしまいました。
 驚きませんか!?日本中の区市町村を同じ土俵に乗せても、上位5は全部沖縄の市なんですよ!!
子供多いなぁ…。よく産むなぁ…。

 別のところで触れましたが、所得は全国一、ダントツで低い県です。なのに、出生率、子供の比率が全国で1位なんです。すばらしいですよね!紛れもなく横のつながりが極めて強く、支えあう土壌が完全に出来上がっている証拠です。そして何より子作りに積極的。

 この誌面も、「上位5つを沖縄県が占めた」と『何をいまさら』的な、見れば分かる冷静な解説をしていました。

 この少子化が非常に深刻化している昨今の日本において、本当にすばらしい話です。将来の至宝です。将来、日本の未来を背負っていくのは、ほかでもない沖縄の人かもしれません。政治、文化、スポーツ、将来日本中を席巻するかもしれません。


 さて、話は脱線してしまい申し訳ないのですが、この雑誌、そのほか全国の区市町村のさまざまなランキングを出していたのですが、その中で、とても個人的に嬉しかったランキングがあったので、是非紹介させてください。

 「人口が増えている街」ランキングで、なんと4位に、私の出身、東京都稲城市が入っていたのです!!4位に堂々入賞!!増加率は実に10.4%(なお、1位は千葉県浦安市の17.4%)。いやぁ、もう『田舎』と馬鹿にさせないぞ(そこらへんが田舎者…)。


24.飲酒運転事故
 悔やんでも悔やみきれない死に方の一つに、飲酒運転(酒気帯び運転)に巻き込まれての交通事故死というのがあげられると思います。ニュースで遺族の方の怒りを見るたびに、本当にやりきれない気持ちが伝わってくるものです。

 もちろん、やってしまった方は、人を殺すつもりで酒気帯びだったつもりは到底ないことは当然のことですし、非常に後悔していることと思いますが、それでも遺族の怒りは当然のことでしょう。

 さて、日本損害保険協会が、飲酒運転を撲滅する為の活動の一環として、全国の飲酒運転事故の記録を公開しております。興味深いことに、刑法が改正され、飲酒(酒気帯び)運転に対する罰が一気に重くなったことを受けて、飲酒運転事故は毎年減ってきているそうです。なんとここ5年で、約半分、1万件も減ってきているそうです!!

 しかしそんな中でも、しっかりと飲酒運転で検挙されている人たちが、減ってきているとはいえいらっしゃいます。都道府県別で統計を取った場合、免許保持者に対する飲酒事故件数が多い順に並べますと、1位は沖縄だそうです(2位香川、3位山梨)。

 …ああ沖縄、またしても飲酒モラルに問題が発覚…。被害者が出ている以上、「いやぁ、そういう県民性だから。ドンマイ♪」では済まされません。遺族の方の悲しみと怒りをご覧下さい。
 電車がないから、と言いたくなるものも気持ちは分からないではありませんが、でもそれは残念ながら問題のすり替えというものです。

 私の知り合いで、運転をしていて、本人の過失で原付をはね(別に酒がらみではありませんが)、殺してしまった主婦がいらっしゃいます。その亡くなった方の無念はもちろん、その遺族の悲しみ、さらには加害者本人その家族も非常に大きな痛みを知ることになってしまいました。

 どうかお酒は、ルールを守ってくださいね♪

25.DVに対する意識
 配偶者や恋人からの暴力、いわゆるドメスティック・バイオレンス(DV)について、沖縄県が、県民の大規模な意識調査を行った結果、どうも沖縄では、精神的暴力に対する認知度が低いこと、そして「これは家庭内の問題」と内に閉じ込めてしまう傾向が浮き彫りになりました。

  つまり、「相談するほどのことではない」とか「自分にも悪いところがある」としてしまい、 家庭内の暴力に対する社会的関心がそれほど高くないようです。そしてそもそも、『他人の家のことに口出すべきではないという風潮や家庭内で解決すべきとの考え』が、家庭内での暴力を闇に葬ってしまい、解決の糸口へと結びついていないのです。

  残念なことに、2004年度に県女性相談所に寄せられたDV相談は、電話、来所を合わせると、702件で過去最多となったそうです。そして、県警に寄せられたDV相談も全国平均を大きく上回っているとか。

  新聞はこう分析をしていました。「深刻な実態は、DVが女性の人権を侵す犯罪だとの認識が十分育っていないことと、決して無関係ではない。(中略)女性たちが具体的な行動をとることをためらう背景には、『公的機関には相談しづらい』という雰囲気もある。沖縄のように共同体意識が強く地域社会が狭いところでは、身を隠すことすらままならない。

  うーむ、狭い社会、横のつながりが密な社会の弊害なのかもしれませんね。確かに「周りに知れたらどうしよう」と思うと、なかなか出るところにも出られないのかもしれません。

 この、「相談するほどのことではない」とか「自分にも悪いところがある」としてしまい、 家庭内の暴力に対する社会的関心がそれほど高くないこととか、『他人の家のことに口出すべきではないという風潮や家庭内で解決すべきとの考え』とかは、はっきり言って日本全国、いや、世界中でそうだと思うのですが、沖縄はその社会的な密度の濃さも手伝って、さらにその傾向に拍車がかかっているのかもしれません。

 話が前後しますが、前述の『どうも沖縄では、精神的暴力に対する認知度が低い』と言う点ですが、皆さんは精神的暴力もDVにカテゴライズされることをご存知でしたか?もちろん心にキズを与えるわけですから、考えてみれば暴力には違いないのですが、改めてそう言われるとドキッとしてしまったりして。
 ではどういうものが精神的暴力に入るのか、これを読んで私はビックリしました。「怒鳴る」とか「無視する」、これはまあ分かるとして、なんと「外出や電話のチェック」なんていうのもあったのです!!これも暴力!!
 …これって、世の中では男性の方がやられていません?携帯電話をこっそり見られるとか…。そんなことないですかね。私だけ?そう思うのは…。
 
 いずれにしてもこのDV問題、早くこの連鎖を断ち切らなくてはなりませんね。


26.10代の妊婦の喫煙
 2004年度の「沖縄県乳幼児健診報告会」で明らかになったそうなのですが(そんな報告会があるんですね)、沖縄県の10代の妊婦の喫煙率が、3割にも上ることが明らかになり、県として、母子共に健康を守るための取り組みが遅れていることが問題となったそうです。

  沖縄はそもそも若くして母親になる人が多いようですが、その若いお母さんの中には、妊娠中の喫煙を止められず、母親のみならず胎児の健康をも脅かしているという報告でした。

  さらに詳しい報告によると、沖縄県で乳児健診を受けた母親の約1割は妊娠中の喫煙を止められず、その中で10代の妊婦では前述の通り3割弱がタバコを吸っていることが分かったとのことです。喫煙の割合は、若い母親ほどその傾向が強いとか。

 当然ですが、医者は「妊婦の喫煙は、子供の低体重など悪影響を及ぼす」と警笛を鳴らしていますし、それを受けて県内の小児科医も「市町村などのマタニティー教室での禁煙指導など、もっと積極的な啓発活動が必要だ」と訴えております。

 沖縄は「健康長寿県」を一つのウリにしております。そう、あくまでも「健康」で「長寿」なのです。であれば、まだ若い母親のため、そして何よりお腹の赤ちゃんのためにも、健康に気を遣っていっていただきたいと思います。

 そして、…「ていうかそもそも未成年じゃん!」ってもっと突っ込んでください…。


27.沖縄の名字
 別のところで触れましたし、余りにも有名な話でもありますが、沖縄の名字は独特です。知らなければ、到底読むことの出来ない名字がたくさんあります。

※ではありますが、たまに本土の方でも読めない名字、変わった名字の方はたくさんいらっしゃいますよね。先日、本土の方で「蝉(せみ)」さんという方に会いました。そしてなんとその翌日、「金魚(きんぎょ)」さんという方にも会いました。いずれも本名です。本当の話です。
 
 沖縄の方の名字は、漢字単体ではもちろん読むことが出来るのですが、それが名字として一つの単語になりますと、とたんに読めなくなります。これはなぜか、先日ようやく判りました(今頃判ったのか、と思われる方もいらっしゃるかも…)!

 本土の名字の大半は、漢字を訓読みのみしますよね。
 例:高橋(たか+はし)
   石井(いし+い)
   鈴木(すず+き)
   田中(た+なか)

 もちろん音読みする名字もたくさんありますが(先日、東海林(とうかいりん)さんという方に会いました。てっきりショウジさんだと思ってました)、基本的には訓読みのみが大半だと思います。
 
 ところが、沖縄の名字は、島津侵攻を経て、それまで「ひらがな」表記だったものに強引に漢字を当てた上に、 のみならず  など、その組み合わせがバラバラなため、その法則をつかめず、読みづらいものとなっております。

 例1:訓 + 訓 (本土の人が一番スンナリ読める)
    糸数(いと+かず)
    赤嶺(あか+みね)
 例2:音 + 音 (響きはすごいが、まあ読める)
    ※例えるなら、田中さんを「デンチュウ」さん、鈴木さんを「リンボク」さんと読む感じですね。    
     我謝(が+じゃ)
    具志(ぐ+し)
 例3:音 + 訓 (きつくなってきた…)
    ※例えるなら、田中さんを「デンナカ」さん、または「タチュウ」さんと読む感じですね。     
     伊良皆(い+ら+みな)
    手登根(て+ど+こん)
    
 前述の通り、沖縄の名字は、それまでひらがな表記だった名字に、「…もうこの漢字でいいよ!」と言う風に、強引に漢字を当てたため、漢字は意味を持っていません。例えば我謝(がじゃ)さんは、別に「いつも謝ってばかりの切ない人」だったわけではありません。

 沖縄では、地名と人名がほとんど同じです。比嘉という地名がありますし、赤嶺古波蔵(こはぐら)も、さらには石垣平良(たいら)なんていう人名・地名いずれも存在します。名字を聞いて「あ、この人は元々は…の出身なんだな」というのも判るそうです。

 さて、先日あるホテルで「『沖縄で多い名字ベスト6』の方、ディナー割引」というキャンペーンをやっていました。『沖縄で多い名字ベスト6』って何かお分かりになりますか?
・比嘉(ひが)
・大城(おおしろ)
・宮城(みやぎ)
・新垣(あらかき)
・玉城(たまき・たましろ)
・金城(きんじょう)

 だそうです!


28.アガッ!!
 人間、やはりとっさの時に本性って出ますよね。
 普段は強がっているくせに、いざピンチになると真っ先に逃げ出す奴。頼れることを言っておきながら、いざとなると真っ先に裏切っちゃう奴…。

 さて、同じように人間、とっさの時には、身に染み込んでいる対応をしてしまうものです。条件反射とでもいいましょうか、脳を介さずにダイレクトな反応を神経が発してしまう

 …すいません、回りくどい言い方をしてしまいました。
 皆さん、何か急に痛い思いをしたとき、なんと言ってしまいますか?「いてっ!」とか「いたっ!」と言ってしまいませんか?
 ※「『アウチ!』と言ってしまう」と言った貴方、ホントですか…?

 沖縄の人は「アガッ!」と言うそうです(実は、私まだ生ライブで聞いたこと、ないんですよね…)。 どんなにナイチャーかぶれをしている沖縄の人でも、このクセだけは絶対に直らないとか。

 有名な地方ネタでこのようなやり取りがあります。場面は仮に沖縄から遠く離れた東京としておきましょう。Aは沖縄人Bは本当は沖縄人なのだが、それを隠している人

A「あなた、…沖縄の方ですよね?」
B「わたし?いいえ、違いますよ。」
A「本当ですか?いや絶対沖縄の人でしょ。」
B「…いえ、違いますってば。」
A「そんなに顔濃いのに?」
B「ほっといてください。違いますってば!」
A「…ホントかなぁ。…ちょっと失礼。」

(バシッ!)とたたく
B「あがっ!」
A「ほら沖縄の人だ。」

 どんなに隠していても、ついつい出てしまうのが「三つ子の魂百まで」ってやつです。

アガッ! 写真は、そんな「アガ」を逆手に取った(?)、素晴らしいネーミングの整骨院です。アガガッ!アガーと言ったらすぐ行こう!!
OK。すぐ行くよジョニー&トニー。


 さて、最後に余談ですが、宮古島の方言で、「あいじゃ!」と言うのがあるそうです。これはどういうときに発するかと言うと…
水がかかってビックリした時にのみ発する」そうです。
 リ・リアリー?ティーチャー!!

 何て限定的な用法!火傷をしたり、足の小指をタンスの角にぶつけたりした時には「アガッ!」と言っておきながら、後ろから水鉄砲で狙い撃ちされた時には「あいじゃ!」
 リ・リアリー?ティーチャー!!


29.神隠し
 先日、粟国島出身の友人と話していて、その話の中で私が、「粟国島に行ってみたい」旨を話しますと、その人はこう言いました。
星空も海もとっても綺麗だから是非行くといい。ただ、神隠しには気を付けてね」。

  もちろん笑いながらの発言でしたので、そんなに真に受ける内容でもありませんでしたが、驚きの内容である事に違いはありませんでしたので、突っ込ませて頂きました。

 何でも彼女によりますと、彼女が知っているだけで過去2回、摩訶不思議な事件が粟国島で起こったそうなのです。
 ※ただ、話を聞いていますと、果たしてこのエピソードを「神隠し」のカテゴリーに入れていいのかどうかは気になるのですが…。

事件その1
 彼女がまだ子供の頃、一人の村のおじいちゃんが、行方不明になったそうです。警察はもちろん、村を上げて捜索活動が行われ、そのおじいちゃんの行きそうな行動半径を、大勢の人がまんべんなく探したのですが、そのおじいちゃんは見つかりませんでした
 しかし、その捜索活動が行われたまさに翌日、そのおじいちゃんは、いつもそのおじいちゃんがいる畑の真ん中で、突っ伏して亡くなっていたそうです。死因等を調べても、警察は事故死(自然死?)と断定。不思議なのは、その死体のあった現場は、間違いなく、前日の捜索で何人も探した場所だったそうです。しかし、その死体がどこかから運ばれてきたような形跡はなく、突如現れたとしか思えない…。

事件その2
 ある時、女の子がやはり行方不明になりました。そしてみんなで探したのですがやはり見つからない…。その捜索の数日後、やはり間違いなく探した場所、海岸に、突如として遺体として発見されました。死因は事件性の無い自然死、移動の形跡も見られない。

 このような話は、事実、創作(都市伝説)を問わずどこでも聞かれるものですが、粟国島という小さな離島で、生に体験した人から聞くと妙に信憑性があったりするものです。

 神隠し、恐いですよね。どこに連れて行かれちゃうのでしょう…。


30.タクシーの乗車率
 別のところで触れましたが、沖縄は車社会であると同時に、タクシー社会でもあります。気軽にタクシーをつかまえることができますし、その初乗り料金の安さから、なんと中高生が乗り合わせて足代わりにしている、という完全に「市民の足」としてのポジションを確立しております。

 さて、そのタクシーにまつわる話で、先日、新聞を見ていましたら非常に興味深い記事が掲載されておりました。
 それは「タクシーの実車率」に関するデータです。

 まず「実車率」とは何かという話ですが、実車率とは『お客が乗った距離を1日の走行距離で割ったもの』だそうです。 例えば、あるタクシーは一日に500キロ走ったとします。そのうち、お客が乗っていたのが100キロですと、100÷500で0.2、つまりこのタクシーの実車率は20%ということになります。当然、実車率が高いほうが、効率よくタクシー業務が運営できていることになります。いわば無駄に走っている距離が少ないわけですから。

  さて、この沖縄の実車率は全国と比べるとどうだと思われますか?狭い島で、利用者も多いのだから、実車率は高い!そう思われるかもしれません。
 実はなんと、この実車率、30.6%で全国で最も低いのです!つまり、無駄に走っている距離が多く、非常に効率の悪い運営だということです。この燃料費が高い昨今、客を乗せないで無駄に走っているのは非常によろしくないですよね。

   興味深いことに、1日に走る距離(客を乗せていようが、いまいが)は全国で1位、客を乗せる回数(距離ではありません、回数です)は全国で2位だそうです。つまり、たくさん走って、回数だけはたくさん乗せているのだが、距離は全然稼げていない現状が明らかです。…いかに効率が悪いか。つまり燃料の消費と比べてもったいないかが分かります。

   こんなにたくさんのタクシー台数が走っている沖縄、実は運営は非常に難しい土地柄なのですね。


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