沖縄データ 〜数字や順位で知る沖縄の情報〜
ここでは、沖縄県を、本土の他の都道府県と比較した、興味深いデータを掲載いたします。当たり障りのない内容もあれば、いい意味でも悪い意味でも県民性がでているデータもありますので、移住を考えている方は参考にされてください。
31.管理職の女性登用率
以前から、記事中で「
沖縄は女性が強い、しっかりしている」と言うようなことを書かせていただいておりますが、
今回もそれを裏付けるようなデータがありましたのでご紹介させていただきます。
沖縄県は今回、県や市町村の、管理職の女性登用状況をまとめました。その結果、県の課長職以上の女性登用率は8.59%でした。これは全国平均が4.8%だそうですから、なんと2倍近く高いのです!
つまり、沖縄県は公務員の中で女性が管理職を担う率が、他の県よりもずっとずっと高いというということになります。
素晴らしいですね。「男女雇用機会均等法」だなんだと言ったって、引き続き男性が職場では優位に立つ機会が多い日本において、いち早く女性の管理職進出が進んでいるのが沖縄なのかもしれません。
※ではありますが、審議会等での女性登用率は全国平均より、わずかに下でした。
ある方は、沖縄県において、県の管理職への女性登用率が高い理由について、「積極的に女性登用を進める行政姿勢の表れでもあるが、女性の人材が多いということではないか」と分析されていました。
つまり、『県として積極的に女性を登用している』のと、『有能な女性が多い』、この2つを理由として挙げていました。
沖縄の女性、本当にしっかりしているようです。別のところでも触れましたが、もしかすると本当に「沖縄の女性をお嫁さんにもらうと幸せ」なのかもしれませんね。
その反面、「男性がだらしない」とも聞きますがどうなのでしょうか…。
「女性がしっかりしているから男性がだらしない」のか「男性がだらしないから女性がしっかりしている」のか。ニワトリが先か卵が先か…。
32.刑法犯の少年比率
今年の上半期(1〜6月)に、県内で摘発された刑法犯のうち、
少年の比率が35%だったそうです。これは、
全国平均の28%を大きく上回っており、犯罪の低年齢化に歯止めのかからない現状が浮き彫りになっております。
※少年とは、『14〜19歳』で定義づけられております。
ちなみに、
この割合は、全国で4位の高さだそうです。
さらに、刑事責任を問えない14歳未満の子供たちも、355人補導されております。
摘発された少年たちの罪状で最も多いのが「窃盗」がダントツでした。さらにその内訳を見ますと、「万引き」。実際、この「万引き」は非常に件数も多いので、学校等でかなり深刻な問題となっているそうです。
さらに「粗暴」犯も昨年に比べ大きく上回っております。そして「喫煙」や「飲酒」も報告されております。
このように、摘発件数が増えている要因として、「今までは見逃されていた小さな犯罪が、こまめに報告されるようになったので、少年犯罪が表面化した」と県警は分析しております。
さらに県警は「何度も補導されている少年がいる。中には年に50回以上の少年も」と続けました。…年に50回!?
1週間に1回は捕まっている計算になります。毎週一回の定期イベント!「…あ、しまった。今日は木曜じゃん!捕まってこなきゃ…。危ない危ない、忘れるところだった」とでもいわんばかりの猛者!!
今後は『少年警察ボランティア』なる方々が家庭訪問をしたり、補導後のケアに力を入れて、この傾向に歯止めをかける方針だそうです。
少年たちも、きっと力を持て余しちゃっているんだと思います。若さを持て余しているんですよね。そこら辺は何となく同情してしまいます(もちろんいけない事はいけないのですが)。彼らが熱中できる何かがあればいいのですが…。
33.やっぱり長寿県!
いまさら言うまでもなく有名な話ですが、
沖縄は長寿県です。
男性の平均寿命が最近下がってきているとはいえ(26位)、あいも変わらずご長寿の方が非常に多いです。100歳以上のお年寄りの数が、沖縄、なんと34年連続で一位だそうです。素晴らしいですね。元気なオジィ、オバァがたくさんいらっしゃるということになります。
- 皆さんもご存知かもしれませんが、この平均寿命に関しては、冬の天気図のように、「西高東低」という法則があるようですね。つまり、西に行くほど平均寿命が高くなり、東へ行くほど、それは短くなるようです。やはり、人間は温暖な方が体には優しいのかもしれません。
さて、沖縄の新聞に、今年100歳を迎えた那覇市在住の奥様、「波平ウトさん」のプロフィールが紹介されておりました。
ウトさん、なんと子、孫、ひ孫、やしゃごをあわせて、なんと56人から「おばあちゃん」と呼ばれているそうです。
ウトさんの記憶にしっかりと残っているものとして、ご自分の5女をお生みになった時の思い出があるそうです。1945年の本島での地上戦が始まった4月1日に、出産されたそうなのですが、なんとご自宅のヤギ小屋でお産みになったそうです!家畜小屋の飼い葉桶でお生まれになったイエス・キリストばりのたくましさ!
午前10時に生んだのですが、なんと午後5時に米軍の戦闘機がいなくなるまで、出産後、赤ちゃんと2人きりだったそうです!実に7時間!!もちろん「生きていられるとは思っていなかった」そうですが、今はその5女も、孫がお二人いらっしゃるおばあちゃんだそうです。
このウトさんのお言葉が、非常に心打たれました。
「生きるものは生きる」だそうです。
ああ、なんと究極のお言葉。私など、その言葉の真意の10%も悟っていないでしょうが、それでも心打たれます。
私も先日も祖母を亡くしました。どうか皆さん、お元気で。
34.魅力のある市
みなさんは「
地域ブランド」という言葉をご存知でいらっしゃいますか。ご存知でない方、では
『松坂牛』という単語はいかがでしょうか。ピンとくるはずです。そう、高級和牛として。もはや
牛に「松坂」をつけるだけで、一つの高級食材としてのブランドが成立します。
このように、地域名にブランド力を持たせることにより、地域の活性化やヒット商品の創造を目指すのが「地域ブランド」の意図するところです。定義としては、「地域に対する消費者からの評価」だそうです。(詳しくはこちらをご覧ください。)
さて、この「地域ブランド」には、幾つかの評価項目があります。親しみなど16項目、旅番組など14項目、その他観光経験&意欲、居住経験&意欲、産品の購入経験&意欲、観光イメージ(町並みがきれいなど16項目)など全103項目について徹底的に調査したものです。これらを分析すると、「住みたい市」「訪れたい市」「環境に優しい市」などが見えてくると同時に、それらを総合評価すると、もっとも「魅力的な市」が明らかになります。
当然、沖縄に移住した私としては、沖縄の市がどれほど日本中の憧れの的か気になるところです。私の住む那覇市は?離島の市は?やはり憧れの的なのでしょうか。
その結果ですが、沖縄からは那覇市が9位、続いて沖縄市が10位だったそうです。ちなみにベスト5をご紹介します。
1.
札幌市
2.
神戸市
3.
函館市
4.
横浜市
5.
京都市
なるほど。確かに「そうそうたる」市が並びますね。それにしても北海道は強い。1位と3位が北海道!神戸・横浜なんかもオシャレな港町として憧れですね。京都なんかもオンリーワンの魅力があります。
さて、みなさんはこれらの市に比べての9位・10位を高いと見られますか?それとも「意外と低い」と見られますか。
しかし、次のような見方をすると「沖縄はやはり人気だなぁ」と思えるかもしれません。日本中にあるそれこそ何百という市の中で、ベスト10に2つも入っているのです(そう考えるとベスト10に4つ入っている北海道…すごいですね)。
しかも、ベスト10以下を見ていっても、宮古島市(21位)や石垣島市(24位)などが入っており、やはり多くの魅力を持った県であることが分かりますね。
35.郷土料理を知っていますか?
最近は、「
お勧めスポット」の更新ばかりに逃げておりましたので(ちょっと書き溜まっておりまして…)、今日はこんなデータをご紹介します。
最近のニュースで見たものなのですが、「みなさんの地元の郷土料理、ご存知ですか?」という問いに関して、どの県民が、どれくらい答えられるかというアンケート結果がありました。
この結果に関しては、非常に分かりやすい結果が浮き彫りとなりました。つまり、首都圏を含めた都市部の人間は答えられず、地方の人間ほどしっかりと答えられる、というものです。
具体的に言いますと、沖縄や東北、四国では8割以上が知っていたのに対し、首都圏のほか東海、近畿がともに54%だったそうです。さらに言いますと、首都圏の人間は、28%しか知らなかったのに対し、沖縄の人間は実に94%が答えることができたとか。
回答が多かった具体的な料理名3つは以下の通りです。
- 九州「団子汁」
- 新潟「のっぺ」
- 栃木「しもつかれ」
沖縄だと何て答えればいいのでしょうかね。「チャンプルー」でしょうか。「ヒラヤーチー」でしょうか。よくは分かりませんが、実際94%が答えられたのですから、きっとそこらへんでも正解なのでしょうね(逆に答えられなかった6%の方は…どうしちゃったのでしょう)。
ところで、東京の郷土料理って何でしょう?あんな、全世界から名産が集まる場所で、独自の郷土料理アイデンティティを知るのは大変かもしれませんね。
調べましたらメジャーどころでは「握り寿司」「てんぷら」「ウナギの蒲焼き」「そば」「おでん」「すき焼き(牛鍋)」「冷や奴」、さらには「佃煮」「深川めし」だそうです。寿司、天ぷら、そばなんて、メジャーになりすぎて郷土料理と呼んでいいものなのか…。「冷や奴」って郷土料理なんでしょうかね。
皆さんはご自分の住まわれている土地の郷土料理、答えられますか?
36.沖縄の冬って、実際寒いの?(by トシ)
季節は師走の半ば頃。本土といえば当然のことながら街にはクリスマスを前にイルミネーションが輝き、家路を急ぐサラリーマンがコートの襟を立てて足早に通り過ぎる・・・そんな光景が思い浮かぶ私ですが、ここ沖縄ではそんな風流(?)な感覚はちっともありません。まず、客観的事実として、私も沖縄に来て4度目の冬を迎えてますが、これまで3回過ごした沖縄でのクリスマスのうち、間違いなく半ソデだった事が2回ほどあるんですよね(笑)
それほど季節感のない沖縄(まあ、それは本土基準でものを言ってるだけで、沖縄の四季ってのはこうなんだヨ!と言われちゃえばそれまでですが)ですが、実際沖縄の冬って寒いのか?ちょっと周囲の人々にインタビューしてみました。
■12月中旬なのにまだ「かりゆし」着てる職場の同僚T氏(ナイチャー・移住暦1年)の感覚
いやぁ・・(笑)だってぜんぜん寒くないんだもん。一年中半ソデでもいけるんじゃない?
■同じく職場の寒がりうちなぁんちゅ、Cさん(30代・那覇出身)の感覚。
だからさぁ。沖縄の冬は風が強いからね。1月とか2月はコートがいるよ俺は。
■佐賀県出身、大学時代からの友人、I君(28歳・移住4年目)の感覚。
来たばっかりの頃は全然寒くなかったけどね。不思議と最近は寒いって感じるなぁ・・。
感覚がうちなぁんちゅに近づいたかもね。風がなければ全然平気なんだけどね。
続いて、沖縄県の年間平均気温を調べてみました。
|
平均気温 |
平均最高気温 |
平均最低気温 |
1月 |
17.5 |
24.3 |
10.7 |
2月 |
18.2 |
25.5 |
11.9 |
3月 |
19.3 |
26.4 |
13.0 |
4月 |
22.3 |
29.3 |
14.7 |
5月 |
24.6 |
30.4 |
19.7 |
6月 |
27.5 |
33.2 |
20.7 |
7月 |
29.3 |
33.7 |
24.9 |
8月 |
29.2 |
34.3 |
24.8 |
9月 |
27.6 |
32.9 |
23.0 |
10月 |
25.5 |
30.7 |
20.4 |
11月 |
22.7 |
28.7 |
16.2 |
12月 |
19.8 |
26.5 |
13.5 |
寒い地域にお住まいの方にしてみれば、やっぱり沖縄は暖かいねぇ・・・。なんて言われてしまうと思いますが、特徴的なのが表中の赤字で記した部分。
12月でも平均最高気温が26.5℃って・・・こりゃもう完全な夏日ですよね。
先ほど述べた半ソデクリスマスが可能というのがまさにデータで証明(笑)されたわけですが、特筆すべきはこの寒暖の差です。
平均最低気温と同最高気温の差が、実に2倍。
さらに上記のインタビューにもあるように、沖縄の冬というのは非常に風が強いです。これで体感温度が更に下がる。これは私もそう思います。ちなみにこの記事を書いている本日(12月17日)の那覇の気温は、最高気温が17℃、最低気温が16℃。幅、狭っ(笑)。やっぱり風はとっても強い。はっきり言って今日は寒いです。
本当北部に住む私の知人で、
「16年前の冬、名護で雪が降った!」なんて言い張って絶対に譲らない人がいますが(もちろん、そんなデータはない)、寒いときはそれくらい寒く感じるという
のも、ここら辺に少なからず理由がありそうですね。
まあ、寒い地域にお住まいの方にしてみれば笑っちゃうような記事かもしれませんが、
移住して4年もたつと、肌の感覚もいいかげん沖縄仕様になっちゃうって所でしょうか。実際私と同じ移住者でも、
冬になっても
ぜんぜん寒くないなんて言って平気で半ソデでウロウロしてるのは大概移住暦の浅い人のような気が・・・年もたってる人ってのは、みんな寒い寒いって言ってます(笑)
37.沖縄の旧正月(by トシ)
「清明(シーミー)」の項目でゆうちゃんも以前に書いているのですが、これら沖縄の年中行事は基本的に旧暦(太陰暦)に
基づいて行われます。その代表的なものが先日やってきた「旧正月」です。
その名の通り、旧暦のお正月なんですが、当然、沖縄のお正月は全部そうって訳ではないですよ(笑)一般的には本土のお正月と全く変わるところは無く、年末年始の過ごし方も本土と全く同じ、紅白歌合戦も、お年玉も初詣でも基本的には同じですが、それはあくまで一般社会の話。祖先崇拝を主たる信仰形態とするここ沖縄では、一年を通して行われる各種の年中行事は基本的に全て旧暦の上で行われるのです。
沖縄で行われる冬から春にかけての主だった年中行事と、その日時を挙げてみたいと思います。
1月1日(新暦2月18日):正月(ソーグヮチ)
1月3日(新暦2月20日):初起し(ハチウクゥシ)
1月16日(新暦3月5日):グソーの正月(ジュールクニチ)
2月15日(新暦4月2日):2月ウマチー(ニングヮチウマチー)
3月3日(新暦3月31日):浜下り(ハマウリ)
こうして見ると、カッコの中の沖縄読みが凄いインパクトですね(笑)
これら各種の行事の詳しい内容やその謂われについて
は、また別の機会にでも書きたいと思います。閑話休題。
話を旧正月にもどしましょうね(沖縄風ね)。
一般的に行われるお正月は本土のそれと基本的には変わらないと書きましたが、そんな沖縄にあっても、唯一(?)古くからの伝統を守って旧暦でお正月を祝っている地域があります。
海人の街、糸満です。
近年では大型スーパーの進出などもあり、かつての賑わいも影を潜める糸満の公設市場でも、この日ばかりは別。旧暦の大晦日(トゥシヌユールー)から、しめ縄やご先祖へのお供え物、お正月料理の食材を買い求める主婦で賑わうんだそう。まあ、といってもあくまでこれは暦の上でのお話で、世の中の流れは新暦で動いてるわけですから、当然お正月だからといって会社が休みになる訳ではないんですが、農業や漁業を営んでいるご家庭などではお仕事はお休み。ちなみに子供たちのお年玉は基本的には1月1日にもらえるみたいです(知人談)。でもこうして古くからの伝統を頑なに守り、それが地域全体で受け継がれてるって、すごく美しい事ですよね。
ここで訂正!(2007年2月22日)
当記事につきまして、サイト内掲示板にて「海人様」よりご指摘を頂きました。敢えて上記オリジナル記事の全文はそのまま残し、こちらに訂正内容を書き込みたいと思います。海人さん、貴重なご指摘ありがとうございました。
・一般的には本土のお正月と全く変わるところは無く・・・
・海人の街、糸満です。
以上の2点につきまして訂正させていただきます。
まず、旧正月と新正月、どちらのお正月を祝っているかに関しては、正確には私が書きました「糸満」だけが唯一旧正月を採用している訳ではなく、それ以外にも様々な地域/ご家庭で旧正月を行っているようです。また、一般社会の流れと暦の上での隔りに関係なく、少なくとも旧正月を採用している地域/ご家庭に関して言えば、お正月はあくまで旧暦の1月1日であり、当然ながらお年玉も、親戚同士の年始の挨拶も、すべてが旧暦に乗っ取って行われるとの事でした。糸満に限らず、また古くからの伝統による形式的なものだけではないという事ですね。お詫びして訂正いたします。
38.沖縄と移民の歴史
先日、友人が昼時に遊びに来ることになったので、宅配ピザでも頼もうかと思い、ドミノ・ピザにインターネットから注文をいたしました。
受注完了メールが届くのですが、そのメールの最下部、署名欄を見て「あれ?」と思いました。
メールの送り主名が、「株式会社ヒガ・インダストリーズ」となっていたのです。
もちろん、店名と経営している社名が違うことは多々あることなので、気にはならなかったのですが、その社名に目がいったのです。
「あれ?ドミノピザの社長さんって、沖縄の人なのかな?」
そう思って、好奇心で調べてみたところ、株式会社ヒガ・インダストリーズの社長は、ハワイ生まれ日系3世の「ヒガ アーネスト マツオ」さんだとのことでした。
沖縄は、狭い土地のハンディや、経済事情から、多くの海外移民を出した県として有名です。
南米や、ミクロネシアに、1900年初めのころから、たくさんの移民を送り出し、過酷な労働に耐えながら一生懸命働き、そして中には「ヒガ アーネスト マツオ」さんのように、海外で、または日本に帰って来て大活躍をなさった方もいらっしゃるのです。
そして毎年、「世界のウチナーンチュ」という大会が世界各国で開かれ、カチャシーを踊ったり、民謡を歌ったりして、県民で支えあった時代を懐かしむのだそうです。
沖縄と移民のことはこちらが詳しかったです。
39.方言の地方ルール 否 家庭ルール
昨今の沖縄ブームにのって、沖縄の方言(うちなーぐち)もブームみたいですね。
沖縄出身の芸能人の方も、今では積極的に方言を使って、その他の芸能人に「え、今の沖縄弁?どういう意味?」なんてやり取りで楽しませています。
さて、方言とはもちろん、同じ言語でありながら、地方によって単語・発音・使い方に違いがあるものを言います。
ですが、時にそれが「地方」ではなく「学校」レベル、または「家庭」レベルまで限定された使い方があるものがないでしょうか?
一例ですが、私の友人は、高校に入るまで、「バナナが熟しすぎて黒ずんできた状態」を『ホニャる』と言うのだと思っていたそうです。
使い方:「お母さん!このバナナいつ買ったの?かなりホニャってきてるよ!」
…むしろ小中学生時代に、その間違い(?)に気づかなかったのでしょうか。
こういう「家庭ルール」、お持ちの方がいらっしゃいましたら、是非色々と聞かせて欲しいものです。
さて、先日「沖縄の噂話」というサイトに、おもしろい投稿がありました。
投稿されたのは40代男性なのですが、
「弁慶の泣き所(スネ)」のことを、この方、『やんばるゴーヤー』とずっと言っていたそうなのです!
職場で使って、みんなに「?」された、と言っていました。
『やんばるゴーヤー』って…(笑)。
40.ペットに対する責任
なんとも切なくなるニュースを見ました。
今、沖縄県民の「ペットの飼い主」としてのモラルが問われている、というニュースです。
2006年度に沖縄県の『動物愛護管理センター』にて処分(殺される)された犬の数は、なんと6399匹。
人口当たりの処分数は、なんと全国平均の6.2倍で、群を抜いてワースト1位だそうです。
※個人的には、「人口当たりの処分数」という無機質なカウントの仕方自体、なんとなく哀しいと思ってしまいます…。
記事を読むと本当に切ないんです。
「収容日、処分日ごとに分けられた7つの「成犬室」。雑種がほとんどだが、中にはラブラドールレトリバーやダックスフント、チワワなどの人気犬もいる。人が通ると訴え掛けるような鳴き声が響く。犬は収容日を含め5日間、猫は4日間、ここで飼い主が迎えに来るのを待つ。その間に飼い主に返還されなかったり、人に危害を加えた経歴を持つ犬や苦情犬、病気で譲渡に適さない犬や猫はガスで殺処分される。」
なぜこんなに処分されてしまうペットが多いのでしょうか。
原因は大きく分けて3つあるようです。
1.「引き取り」が多い
「引き取り」とは、要するに「すいません、もううちではこのワンちゃん、飼えなくなったんで引き取って(処分して)もらえますか?」というわけです!
※ちなみにこの「引き取り件数」は、ワースト1位ではなく、7位だそうです。1位はどこだ?
2.捕獲が多い
要するに野良犬、捨て犬など、飼い主が不明な犬の捕獲のことです。
ラブラドールレトリバーやダックスフント、チワワが、最初から野良犬なわけないですよね(もちろん雑種だって)。
ですから、ある人たちは上記#1のように施設に持ち込むことをしないで(「かわいそう」という罪の意識でしょうか)、飼えなくなったので捨ててしまうわけです。
この「捕獲」がずば抜けた件数で、全国ワースト1位だそうです。
3.飼い主への返還が少ない
上記#2の続きともいえますが、捕獲されたワンちゃん、待てども待てども(最高5日しか待ってもらえませんが)飼い主が来ないんです。要するに見捨てられてしまったわけです…。
データでは変換率は約10%。逆に言うと9割は見捨てられているわけです。
見捨てられて殺されるのを待つペットたち(首輪をしているワンちゃん多数だそうです)。切ないですよね。
しかも非常に悲しいのが、飼い主が引き取りに来ない理由として推測されているのが「返還の際には返還手数料が発生する。このため探しにも来ずに新たな犬を飼う人もいる」だとか!
これは…。
以前別の記事で「沖縄ではいたるところで動物が死んでいる」というような記事を書かせていただきました。
なんといいますか…「自然が美しく、平和を愛する沖縄。その沖縄に住む私たちが、沖縄からエコと愛を訴えよう!」というような風潮が一部でありますが、そもそも命を大事に、というのが究極的に『平和、エコと愛』の原点のような気がするのですが…。
もちろんそのように無責任なのは、本土からの移住者を含む一部の方たちだとは思いますが、なんとも切ないニュースを見たものです。